高血圧の基準の数値

高血圧の基準の数値とは?

高血圧と診断される基準の数値はいくつ?

 

生活習慣病の一つである高血圧は、世界中でも最も多い病気と言われており、日本でも約4,000万人以上の人が高血圧だと言われており、現代人の生活習慣だと、これからもさらに、この数字は増えると言われています。

 

厚生労働省の平成22年11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果では、男性60.0%、女性44.6%の割合で、10年前の平成12年に調べたときより、女性は変化がありませんが、男性が増加しています。いずれにしてもこの数字は大変深刻な数字です。

 

なぜなら、高血圧は、ほとんど自覚症状が無く、長期間放っておくと命にかかわる、心筋梗塞・脳梗塞・腎不全などの合併症を最もおこしやすいのです。

 

血圧が高い症状が出たら、毎日の食事習慣を見直し、減塩を心がけた栄養のバランスが良い食事を摂り、毎日血圧を測りしっかりとした健康管理を行う必要があります。

 

 

血圧が高いとは血管がどのような状態の事なのでしょうか?

 

血圧の説明をする時、良く例えられるのが、心臓がポンプで血管がホースです。

 

わかり易く、それに置き換えて説明していきます。

 

 

まず、血圧とは?

 

血圧とは、血液がホース(血管)の中を通るときにかかる圧力のことを測定しています。

 

 

血液は、ポンプ(心臓)から全身に送っていますが、そのときポンプ(心臓)は、収縮と拡張を繰り返しながら血液を送っています。

 

ポンプ(心臓)から血液を送り出した瞬間、多量の血液を送るためポンプ(心臓)は、収縮して一番強い圧力がかかります。

 

その時、ホース(血管)の内側の壁に圧力がかかります。この瞬間を収縮期血圧と言います。

 

 

逆に、血液が全身を巡って心臓に戻ってくる時は、ポンプ(心臓)が収縮した状態から元の状態に戻りひろがっているので、ホース(血管)の内側の壁に圧力がかかりません。

 

その瞬間を拡張期血圧といいます。

 

 

良く病院などで血圧を測定した時、最高血圧、最低血圧がいくつと言いますが。

 

その、最高血圧が収縮期血圧のことで、最低血圧が拡張期血圧のことです。

 

 

正確に血圧は測ることが大切!

 

血圧の数値は健康な人でも、季節、安静にしている時、

 

運動をしているときなどでも違ってきますので正確な血圧の数値を知る為には、

 

毎日同じ時間測定することが大切です。

 

一番正しい測りかたは、朝起きて、排尿だけ済ませて

 

安静な状態で毎日測定してください。

 

そうすることで、自分の正確な血圧がわかります。

 

 

 

高血圧と診断される数値は、自宅で測る数値と、病院で測る数値とでは、

 

少し違いがあり、病院で測定した時のほうが少し高めにでるようです。

 

下の表が基準になります。参考にしてください。

 

収縮期血圧 拡張期血圧
診察室で測定 140以上 90以上
自宅で測定 135以上 85以上

 

 

 
 
ホーム RSS購読 サイトマップ